伊万里のお菓子屋・うちだ

  

当時出会った高校生達の意欲に圧倒されまして、

何にでも興味を持ち、

関わろうとするあの子達が、とっても輝いて見えました！

例えば、

伊万里gyugyu Bal、伊万里地酒小路といった、伊万里の若手で主催された飲食イベントへも積極的に参加してくれて、

僕のブースでは、デザートの盛り付けや、配膳を手伝ってくれたり、

文化祭で自分達のcafeを出したい！と言いだして、

放課後にうちの工場に来てロールケーキの仕込みを教わりに来てました！

文化祭では、600食のロールケーキが完売！

自分達でしっかり利益を出して、収益を得る事が出来ました！

高校生達だけで不定期にまちなかで開催される、高校生cafeもこの時の生徒達から始まり、今も受け継がれています！

cafeの集客方法や、商品開発等で頻繁に相談に来てくれて、こっちも楽しく関わらせてもらいました！

この経験から、こういう言い方はおこがましいかも知れませんが、

次世代育成の大切さと、楽しさを学んだんです！

地域の大人との関わり方次第で、少しでも子供達の将来や、地元に対する想いに良い影響を与える可能性があるかもしれない！って、

  

今回からは、

約２年半営業しているpopocafeのエピソードをお送りさせて頂きます。

まずは、popocafeとは何ぞや？から！

現在の拠点でもある、伊萬里まちなか一番舘の一角をお借りして、

学生達の放課後cafe popocafe

を2019年９月にオープンしました！

店舗閉店してから３ヶ月が経った頃です。

「また店始めてるやん!?」

って言われちゃうと、前回までの話をしといてお恥ずかしいんですが(笑)

これも、

【無理なく続けられる】という事を念頭に置いて始めた、ライフワークの様なcafeです！

では何故こども向けcafeなのか？

そこには、遡る事７年前

ある高校生達との出逢いがキッカケでした。

当時、伊万里農林高校の先生からお誘い頂き、

学生の実習授業の講師を始めさせて頂いた頃、

メチャクチャお菓子作りが好きで、中学校のインターンシップでもうちに来てくれた男の子との再開、

将来の夢が明確で何事にも一生懸命な女の子、

プロジェクトで新商品を開発する子達との交流、

ビックリする位、しっかりしていて、キラキラしている学生達が僕の考えを確立してくれました！
  

前回の続きです。

告知はSNSだけでしたが、本当沢山の方にお声掛け頂き、毎日伊万里市内を縦横無尽に走らせて頂きました。

移動販売を始めて間もなく、販売先のお客様より、

「お父さんも昔、よく来てくれよらしたよー！」

と、

７年前に、ケーキ職人だった父を事故で亡くしてから、父の事を知る度に、

先を行かれている感覚と、

父の後を追っている感覚と、

悔しいやら、尊敬してるやらで、

思い知らされる事が沢山。

でも、地道にお客様の元へ出向いて、世間話でもしながら、顔を合わせて販売出来るこのスタイルは、

僕にとって最も楽しめるスタイルだったかもしれません。

間もなく２年経ちますが、

今でも、移動販売は継続中で、お声掛け頂いた地域や、会社様、個人宅様へ、お伺いさせて頂いております！

店舗を閉めてから、

本当に、

沢山の方に支えられている事を実感出来る日々で、

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、

全てが「お陰様」なんです。

店舗を閉める決意をした時に、その想いをプレゼンさせて頂ける機会があって、

その時に

「自分が選んだ道を是非正解にしてください！」

って言って頂いた方がいらっしゃって、

今でも肝に命じていて、自分が進む指針となる言葉になっております。

そのプレゼンで自分が発した言葉なんですが、

「自分の身の回りの人の幸せを考えて、肩肘張らずに楽しんで仕事を頑張る！」

これも、常に考えてる指針です。

家族の幸せ

お客様の幸せ

仲間の幸せ

自分が手の届く範囲の幸せを一生懸命考え、

背伸びをしすぎず、

地に足つけて、

コツコツと、

楽しんで仕事を頑張りながら生きて行きたいと思います！

閉店→コロナ禍と、

不安な事も沢山あったでしょうが、

いつも支え続けてくれている、家族には、

本当感謝しておりますm(__)m

これからも、やり方や方法は変わったり、お客様にご不便お掛けする事もあるかとは思いますが、

根本の考えは変わらず、

お菓子の力を借りて

誰かの心を少しでも豊かにする事が出来る様、

毎日精進して参りますので、

今後とも、よろしくお願いいたしますm(__)m


  

前回の続きです。

２月以降のイベントが白紙になり、

頭が真っ白になったのは、

無店舗営業に切り替えてから、全体売上の約３割をイベント出店が占めていた為なんです。

イベントが通常開催されていた時期は、平日は基本時間に余裕が出来、息子の習い事を見る時間や、家族で夕食をとる時間もあり、

週末に少し忙しい生活だったんですが、

店舗営業の時の深夜までの仕事に比べれば、凄くゆとりと余裕が持てる働き方にシフト出来つつあり、

無店舗営業にした事を、「成功しつつある！」と手応えを感じ始めた矢先のコロナでのイベント中止…

本当に途方に暮れそうでした……

節分、バレンタイン、ひな祭り、ホワイトデー、卒業式と、

２月、３月はお陰様でご注文を多数頂け、何とか乗り切る事が出来ましたが、

４月以降の事を考えると、不安で不安でたまらず、店舗を閉めた事を後悔する日々でした。

４月になり、緊急事態宣言発令。

「このままでは駄目だ！事業継続が危ぶまれる！」

思い付いたままに、行商を始める事にしました！

その名も【ウーチーイーツ】

はい！ウーバーイーツのオマージュです！

最初は、軽バンの後ろに発泡スチロールいっぱいに詰め込んだスイーツを、

売り切れるまで帰らない覚悟で、思いのままに、飛び出し、SNSで発信した所、

本当に、あちこちから有難いお声掛けを頂きました！

  

明けましておめでとうございますm(__)m

今年は、四年ぶりのブログを再開してみようと思いまして、

SNSでの投稿とは趣向を変えて、普段投稿しない、思いの丈を、文章のみでお送りしていく予定ですので、

もしよろしければ、お付き合いくださいませm(__)m

まず、新年最初の投稿は、

店舗を持たなくなった理由と、その後。

ブログには書き記して無かったですが、

2019年5月に、祖父の代から三代に渡り繋いできた店舗営業というスタイルを辞めました。

理由としましては、父亡き後、僕を支えてくれていた相棒スタッフの卒業をきっかけに、

長時間労働への疑問、ロスを覚悟しながら、ショーケースをいっぱいに埋める仕事への矛盾、

もちろん、毎日毎日ショーケースに出す商品が完売する日もありますが、売れても製造が間に合わず、欠品する商品も多々出てきたり、朝から深夜までの仕事に、

「このスタイルではこの先あと30年仕事を続けては行けない……」

売れても、売れなくても、自分の精神を削られる日々で、健全な気持ちで、お菓子作りに向き合えて無い時期でもありました。

スタッフを入れる選択肢もありましたが、その当時相棒スタッフより良いスタッフは居ないと思っていたので、スタッフを募集する気にはなれなかったんです。

経営者としては、向いて無い事をこの時痛感しました。

そして、悩みに悩んで出した答えが、

無店舗営業！

店を閉める決断に、妻も理解を示してくれて、迷っていた気持ちを後押ししてくれました。

いざ、店舗を閉めてからの１ヶ月、２ヶ月、３ヶ月

正直、売上は落ち込みました！

店舗閉店の説明、無店舗営業の形を広くお客様にお知らせする事もしていなかったので、

「うちださんは閉業さしたと思っとったー！」

と言われる事もしばしば。

こつこつ今まで通りイベントへ出店し、ご予約販売を続け、何とか無店舗営業が浸透してきて、順調に進み始めた頃、

2020年２月

新型コロナウィルス感染拡大により

全ての出店予定イベントの中止……

３月以降も白紙………

僕の頭も真っ白になりました。

伊万里菓舗うちだ
TEL 0955-23-3577
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